猫はとても鼻がいいって本当ですか?

  • 2015年10月7日
  • 2019年7月16日
  • コラム

嗅覚が鋭い生き物といわれたら、多くの人は犬を思い浮かべるのではないでしょうか。

けれど、犬ほどではありませんが、猫の嗅覚もとても発達しています。

猫にとってにおいはとても重要

犬の嗅覚は人間よりも100万~1億倍ほど優れているますが、猫は1~10万倍は優れています。

猫の鼻

猫は夜に目がピカピカ光り視力が良さそうなイメージがありますが、じつは止まっているものや正面のものは見えずらい構造をしているため、人間の1/10ほどの視力しかありません。

味覚も人間が六種類の味を感じるととができるのに対し、猫は「しょっぱい」「酸っぱい」「苦い」程度しか感じることができません。

これの少ない感覚を補っているのが嗅覚です。

食べられるものかどうかの判断、テリトリーの主張、猫同士のコミュニケーションはほとんどにおいによって行われます。

猫の身体は臭腺だらけ

猫

猫にとって「におい=フェロモン」はとても大切なものです。

あちこちにスプレーをしたり、顔や身体を擦りつけたりするのは、自分の臭腺からでたフェロモンをつけ、自分のものや場所だと主張するためです。

わたしたちの鼻ではほとんど嗅ぎ取れないようなにおいでも、猫にとってはたくさん情報がつまっていることがあります。

猫の臭腺があるのは、耳の下の毛の薄い部分、両頬、あご下、爪の生え際、肛門、尻尾です。

肛門線からでる強烈なにおい以外は、人間の鼻ではほどんど感じることができません。

フレーメン現象とは

猫の口

性フェロモンを感じると、猫は口を半開きにしてトロンと視点が定まらなくなるなんともいえない表情をします。

これはフレーメン反応と呼ばれる現象で、歯の奥にあるヤコブソン器官で、よりフェロモンをしっかり分析しようとするため、このようなおかしな表情をしてしまうのです。

猫好きなら、フレーメン顔が好きという人も珍しくはないのではないでしょうか。それだけ不思議な愛嬌のある表情をします。

フェロモンに似たにおいや、独特の強烈なにおいがするものには、フレーメン反応を起こしやすいです。

一般的に、使用済みの靴下、洗剤、歯磨き粉、またたび、サルナシ、キウイなどを嗅ぐとフレーメン反応が起こりやすいようです。

ライオンやトラなど大型の猫科動物や、馬などもフレーメン反応をします。

においつけは大好きのサイン

猫

はっきりとはわかっていませんが、もっとも有力とされているのは自分のにおいをつけてマーキングしているという説です。

人間以外にも、猫はあちこちに顔や身体をこすりつけています。これは自分のにおいをマーキングすることで、ここは自分のテリトリーだと主張しているのです。

つまり、飼い主にスリスリしてくる行為は、においをつけて「自分のものだ」と主張しているのです。

当たり前ですが、嫌いな人は自分のものにしたくありませんよね。自分のものだと主張したくなるほど飼い主を好いているからこそ、猫はスリスリしてくるのです。

外出先から帰ってきときや、風呂上りにこの行動がよく見られるのは、消えてしまったにおいを上書きしようとしてるからです。

猫の頬やアゴには分泌腺があり、ここから出るフェロモンを他所につけることでマーキングを行います。

スリスリしてきて、特に顔をこすりつけているときは、においを上書きしているときです。

猫は自分のにおいがついたものに安心する習性があるため、そういったときは猫が満足するまでスリスリさせてあげましょう。

猫のフェロモンは人の鼻では嗅ぎ分けることができないので、気になるものではありません。

身体や頭を使ってスリスリしてくる場合

猫

頭突きをしてくるようにゴンゴン頭を押しつけてきたり、ひたすら身体だけスリスリしてくるときもあります。

フェロモンが出ている場所と違うところを使い猫がスリスリしてくる場合は、甘えたいときか、何かを主張したいときです。

「遊ぼう」「ご飯をちょうだい」「トイレを掃除して」など、主張は様々ですから、なにか世話で足りていないものはないか確認して希望を叶えてあげるようにすると、信頼が深まります。

ただしエサの場合は「ねだる=ご飯がもらえる」とインプットしてしまうと、ひたすら付き纏いもらえるまで騒ぎ立てることもあるので、与えるのはほどほどにしましょう。

顔のマッサージをしてみよう。

猫

顔をスリスリしてくるのが好きな子には、顔のマッサージをしてあげるのがおすすめです。

分泌腺がある頬やアゴは、猫にとって触られると気持ちいい場所のようです。

マッサージを行うことでストレスを発散させリラックスさせることができ、よく観察することで身体の異常を見つけることができます。

顔のマッサージは以下の方法で行いましょう。


  1. まずは猫の全身を撫でてリラックスさせます。
  2. 頬や額を指でやさしく撫でマッサージします。噛み合わせの部分は凝りやすいので、よく揉んでください。
  3. アゴの下に指で触れ、リンパ節に異常がないか確かめたら、上下に撫でます。
  4. 頬やアゴの皮を優しく指でつまみ、痛がらない程度にゆっくり引っぱります。

すべてのマッサージは毛並みにそって行ってください。嫌がるようならすぐに中止しましょう。

マッサージ中にしこりや腫れを発見したら、早めに獣医さんに相談してください。

子猫の鼻
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