さあ飼うぞ!と思っても、ペットショップにも保護団体にも猫はたくさんいて、どの子を選んでいいか迷ってしまいますよね。どうせなら、健康で元気な猫を選びたいものです。
そこで今回は、猫を選ぶときのポイントをご紹介します。
人に慣れているか
自分から人に近づいてくるか観察しましょう。
ただし初対面の人間には緊張してよってこない子もいます。店の人や飼い主に、普段の様子を聞くといいでしょう。
まだ子猫ならこれから人に慣れさせることもできますが、成猫の場合は慣らすのが困難であることがあります。
体格
そっと持ち上げてみてください。ずっしり肉がつまっている感じの猫は筋肉が多く健康です。
あまりに軽すぎる猫は虚弱体質の可能性があります。
体毛
脱毛部分がないか、毛のつやはどうか、全体をよく観察しましょう。毛につやがないときは、栄養不足か消化器官に問題がある可能性があります。
また、脱毛部分が見られる猫は皮膚病にかかっていることがあります。
おしり
肛門や、周辺の毛をチェックしてください。粘膜が赤くただれている猫は下痢が続いている可能性があります。
肛門がキレイで、きゅっと引き締まっている猫がいいでしょう。
お腹
お腹と身体のバランスに注目して見てください。
手足が細いのにお腹だけ丸く出っ張っているときは、寄生虫に感染している可能性があります。
手足
まっすぐ伸びているかチェックしてください。
栄養状態が悪いと骨が正常に形成されずに曲がってしまうことがあります。
目
目やにや充血がないかチェックしてください。
分泌物が多い猫は感染症にかかっている可能性があります。
耳
耳の中までチェックしましょう。
黒いつぶつぶがついている猫は耳ダニに寄生されている可能性があります。
耳から分泌物が流れているときは、感染症の疑いがあります。
鼻
健康な猫は、起きているときには鼻の頭が濡れているものです。
それ以外に鼻水が出ていないかチェックしてください。
口
歯茎がピンクか、口内炎はないか、口臭はしないかチェックしましょう。
口内炎や口臭がある猫は、内臓に問題があったり、感染症にかかっている可能性があります。
いかがでしたでしょうか。被毛や品種に目が行きがちですが、こういったポイントもきちんとチェックして選ぶようにしましょう。
とはいえ、もちろん少々健康に問題があっても、飼い主さんがきっちり世話をすれば回復させることは可能です。
また、いまは健康でも、今後どのように育ち、どんな病気にかかるかは誰にもわかりません。
よって、猫を選ぶときはインスピレーションも大切です。
「この子を幸せにしてあげたい」「この子と一緒に生活がしたい」と感じるものがあった子を選ぶものよいのではないでしょうか。