キャットフードのコーナーに行くと、本当にいろんな種類のものが置かれていて驚きますよね。おやつ以外のものは、ドライフードとウエットフードに分けられます。
では、猫に与えるならどちらがいいのでしょうか。
ドライフードのメリット、デメリット
噛んだときに出る音から、猫を飼っている人の間ではカリカリなどと呼ばれています。
水分含有量が10%以下のものをいいます。
メリット
- 栄養バランスに優れています。
- ほとんどのドライフードは、それだけで必要な栄養をすべて摂取することができる総合栄養食です。
- 乾燥しているため保存性にすぐれ、開封後もきちんと保管すれば1ヶ月は持ちます。
- 大きな袋で売られているものもあるため、食事代がウエットフードよりも安くおさえられます。
- 粒状で乾燥しているため、すくって皿に盛るだけなので与えやすいです。硬いものを噛むことにより、歯石予防になります。
デメリット
- 水分量が低いため、きちんと水分補給しなければいけません。
- 硬いので、子猫や老猫、病気や怪我で衰弱している猫は食べにくいです。
- きちんと保存しないと酸化してしまいます。
- 穀物などが使用されているため、炭水化物の量が多いです。
ウエットフードのメリット、デメリット
趣向を凝らした味付けのものが豊富で、缶詰やパウチに入って売られていることが多いです。
メリット
- 水分量が多いため、水を飲まなくてもある程度水分を補給できる。
- 缶詰タイプは開封しなければ長期保存が可能。
- さまざまな味があり、喜んで食べる猫が多い。
- ドライフードより高タンパクで、炭水化物が少ない。
- やわらかいので、子猫や老猫、病気のときでも食べやすい。
デメリット
- 保存がきかず、一度開封したものは冷蔵庫で保管しなければならない。
- 皿に盛ったものは腐敗しやすいので、長く置いておけない。
- 総合栄養食のものもあるが、栄養素が足りていない一般食のものもある。
- ドライフードと比べると割高。
- やわらかいため、歯に歯石がつきやすい。
いかがでしたか。このようにどちらのフードにも、メリットもデメリットの両方が存在します。よって、どちらの食事のほうがより優れているというものではありません。
できれば、ドライフードもウエットフードもおり交ぜてあげたほうが、それぞれのいいところをどちらも得ることができます。
とはいえ、食事には好みがあり、猫は食にうるさい子が多いです。
猫によっては、ドライフードしか食べない子、ウエットフードしか食べない子というもの存在します。さらには、ドライフードの中でもこのメーカーのものしか食べないという子もいます。
そういうときには、上で紹介したメリット、デメリットを思い出し、たっぷり水を飲ませたり、歯石がつかないように歯磨きするなど、食事にあったフォローをしてあげてください。