キャットフードを購入する際、多くの方がその価格の差に驚くことでしょう。数キロで数百円のものもあれば、数グラムで数千円のものもあります。
いったいこの差は何なのか、どれを選ぶのがいいのか、ここではそんな素朴な疑問にお答えします。
ペットフードの安全基準と価格
ペットフードは基本的に、国産のものは安く、海外のものは高い傾向にあります。
人間用の食品の場合は圧倒的に国産が好まれ、かつ高めに設定されていますが、ペットフードの場合は全く逆で、海外ものが好まれる傾向にあります。
その理由として、海外の一部の国ではペットフード用の安全基準や法律が設けられており、製品の質などに厳しいチェックや規制があるためです。
当然製品コストも上がりますが、それが安全のための価格でもあるのです。
一方で日本ではこのような基準はないため、できるだけ安価な原料を使ったペットフードも出回っています。
テレビCMなどで広告料をかけているものもありますが、それでも海外のものに比べれば安めです。ただ最近はペットブームもあり、海外基準に合わせた高級志向のものも数多く出回っています。
実際に2007年には中国産のペットフードで死亡事故が起きたことがあります。これをきっかけにこの年は大量のペットフードがリコール対象となりました。
こういったことからも、ペットフードの安全性は飼い主の多くが望んでいることでもあるのです。
人気はプレミアムキャットフード
ドッグフードにもキャットフードにも言えることですが、一般的に人気なのは安すぎずに一定の安全性を満たしている価格帯のプレミアムペットフードです。
キャットフードの場合大手メーカーの商品を参考にすると、ドライフードで1kg/1,000円前後のもの、ウェットフードなら1缶(一匹一食分)/100円前後のものが多くなっています。
大入りになっているもの、安売りしている店などを探せば、実際にはこれより3割~4割ほど安く買えるでしょう。
もちろんこれより高価なものも安価なものもたくさんあります。好みや価格を比較しながら、それぞれの家庭で良いものを選ぶといいでしょう。
ペットは日頃の健康管理が大事
日々の食生活で健康を維持することは、人間だけでなくペットにとっても大事なことです。
特にペットの医療費はかなり高額。病院嫌いの子も多く、動物病院通いがストレスとなり体調を崩してしまうケースも少なくありません。
そのためペットは人間以上に日々の食生活で健康を維持することが求められます。
そのためにも質が良く、愛猫、愛犬にあったフードを選ぶのが飼い主のすべきことでもあります。
ぜひフードの特徴や品質をチェックしながら、手ごろな価格の、良いフードを見つけてみましょう。